たまゆら[玉響]

吉村ゆらの和の世界
夏山の緑にまさる・・・      向島見番通り日記 その五百二十二


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今月の香席は、「塩釜香」と「残花香」でした。

まず初めは、「塩釜香」。
証歌は、古今和歌集からの一首です。

 
 
 
「わが背子を都にやりて塩釜の
   
 
      まがきの島に待ちぞ恋しき」
              よみ人知らず

この席で、名香をひとつ、聞かせていただきました。
客香として登場した、「塩釜」伽羅 です。

伽羅の香りの中に、どこか海を感じさせるような潮の香りが・・
それも、なんともいえない良い潮香です。
これは、どこの海だろう?いえ・・本当に海だろうか?
もっと、すばらしい場所なのかもしれない・・・
心を遥か遠くへと連れ出してくれる、素晴らしい香りでした。

さて次は、「残花香」。
証歌は・・
 「夏山のみどりにまさるおそざくら
     
        初花よりもめづらしきかな」

素敵な歌です!
まず、この歌に気持ちを奪われてしまいました。

香組は、
   夏山  「梓川」 真南蛮
   青葉  「旅衣」 寸聞多羅
   遅桜  「紫雲」 伽羅

まず、試みとして、夏山を聞きます。
本香は、4柱。
  夏山 1 
  青葉 2 
  遅桜 1

聞いた香りは、夏山。
初めての香りで、二回出てきたモノは、青葉、
一度しか出てこないモノは、遅桜・・
ということになります。

緑の中に咲く花のは、凛とした香りでした。

夏山の緑にまさる遅桜・・
このような人生を過ごしたいと感じたひと時でした。





 

| - | 21:18 | - | - |
たまゆら香と舞の會〜俳句香〜   向島見番通り日記 その五百二十一
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新緑もそろそろ濃くなり始めた、先週の日曜日、
「たまゆら香と舞の會」を、開きました。

会場は、国立博物館庭園内・応挙館。
ついこの間まで、桜色だったお庭は、すっかり初夏の装いです。
お天気にも恵まれ、清々しさが満ち溢れていました。

まず、舞席。
今回は、初めて一中節を地方演奏していただきました。

一中節は、浄瑠璃の流れをくむ邦楽です。
荻江節・河東節・宮薗節と共に、古曲の一つに数えられています。
1700年代の初めに京都で栄え、のちに江戸に根付いて、
お座敷芸として発展していきました。


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今日の曲目は、「松襲」。
名前のとおり、謡曲をふまえた、ご祝儀曲です。
松のめでたさを謡いながら、艶のある廓情緒を織り込んであるところがミソ。
とても好きな演目です。

菓子・一哲謹製の「あやめ」を、
新茶「うぬぼれ」でいただいたあと、いよいよ香席です。


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今回は、香席にも初めての趣向が・・・。
香の答えを、俳句で書いていただきます。

試み香は、「あ」と「や」の二つ。
この二種類の香りを、しっかり記憶したあと、
本香になります。

本香では、「あ」「や」に「め」を足して、三つ。
香包みをシャッフルし、三つの香りを順不同に出していきます。

まず、皆さまには、この三種類の香りを聞きわけていただきます。

そして、お答えですが・・・・
香の名前を頭文字に、17文字の俳句をつくります。

たとえば、わたくしの答えが「や」「あ」「め」でしたら、
「や」5文字
「あ」7文字
「め」5文字
の一句を作ることになるわけです。

香りの文化は、世界各地にありますが、
香りと文字を連動させるという感性は、日本独自のものです。
しばしの静寂のあと、感性の力作が、手元に揃いました。

ご参加の皆様の一句は、それぞれにどれも素晴らしく、
ひとつひとつ読ませていただきながら、
皆さまと共に、香りの余韻を楽しみました。

おはこびいただいた皆様、
まことにありがとうございました。


次回は、秋頃の開催を予定しております。
また、素敵な時をご一緒できますことを、心待ちにしております。





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| - | 15:35 | - | - |
ハマりました☆塩麹       向島見番通り日記 その五百二十
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今、話題の塩麹。
いただく機会があり、試したところ・・・
すっかりハマってしまいました。


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食卓でそのままかけたり、
漬け込んだり
まぶしたり・・・。


日々、いろいろな食材との組み合わせを
楽しんでいます。



糀は、以前は、家庭で当たり前のように使われていた調味料。
専門の糀屋さんも、かなり減ったとのこと。
私たちも、なじみがない調味料として、育ってきてしまいました。

麹菌を使った発酵食品は、
湿度の高い、東アジア・東南アジアに多いのですが、
「糀」は、日本独特の麹菌が作り出すもの。
日本醸造学会は、この菌を、「国菌」と定めているそうです。

国菌
日本に住んでいて、
こんな素晴らしい食べ物を、味わわない手はありません。

いくつか試してみましたが、
塩麹は、作っているお店で、かなり塩加減が違うようです。

今の、お気に入りは、
酒造「文楽」http://www.bunraku.net/index.htmlの塩麹。
お酒に使う米麹と仕込み水を使っているので、
味がとってもまろやかで、澄んでいます。

カラダに良いこの食材を、もっと取り入れていきたいと思っています。





| - | 12:00 | - | - |
新茶「春包み」       向島見番通り日記 その五百十九
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いつも美味しいお茶を楽しませていただいている「魚がし茶」から、
新茶のお知らせがきました。

新茶「春包み」です。

鉄瓶と湯呑柄の風呂敷を開けると・・・


picsay-1336396755.jpg中には、花火玉!

この中に、
お待ちかねの新茶が
仕込まれて?いるようです。




出ました☆
「八十八夜の新茶」 と、 「金のほうじ茶」。
これは、期待が高まります!

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封を切った途端にあふれだす、初々しい香り。
新緑のさわやかさの中にも漂う、凛とした味わい。
五月の風が、身体のなかにも吹き抜けていくようです。


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 「謹賀新茶」
  お茶屋にとって、新しい年の幕開けは、新茶が出来た時。
  どうぞ、今年の新茶をよろしく。

お茶と共に、こんな一文が添えられていました。

街の若葉も、日の光を浴びて、少しずつ力強くなってきたようです。
お茶で季節を楽しむ、素敵なひとときでした。


 
  





  
| - | 09:39 | - | - |
FMえどがわ   向島見番通り日記 その五百十八
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先日、素敵なひとときを、過ごしました。
「FMえどがわ」に、ちょこっと出演です。

番組は、「あしたへ・・笑顔・りんりん」。
出番は、二時間の生放送中の一コマ、20分ほどです。

パーソナリティは、川瀬なな子さん。
笑顔が花のような、素敵なお声の方でした。

放送場所は、FMえどがわのサテライトスタジオ。
JR小岩駅につながる大きな商店街のど真ん中にあります。

ラジオのスタジオ・・初めてお邪魔しました。
本格的なマイク、いろいろな機材など、ちょっとテンションがあがります!

お話しは、主に「たまゆら會」の活動のこと、
舞のお稽古についてなど。
川瀬さんが、上手にリードしてくださいます。

お話しの合間に、リクエストを2曲。
好きな曲をかけてくださる・・ということで、

・竹内まりや 「ドリーム・オブ・ユー〜レモンライムの青い風」
・堀下さゆり 「カゼノトオリミチ」

を、お願いしました。
どちらも、大好きな曲です。

20分はあっという間。
楽しくお話ししているうちに、放送時間終了となりました。


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終わるころには、雨もあがり涼やかな宵となっていました。

FMえどがわhttp://www.fm843.co.jp/index.html
今度ぜひ、チャンネルを合わせてみてください。




| - | 21:13 | - | - |
東京ホタル    向島見番通り日記 その五百十七

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連休最後の6日。隅田川を使った初のインスタレーション、
「東京ホタル」に参加しました。

入場は夕方5時半。
朝からの良いお天気に、早めに出発して・・と思っていたのですが、
午後に入って、突然の嵐と強い雨と突風!
しばらく空模様を観察しておりました。
そして、開催時間近くには、風雨も止み・・夕焼けとなりました。

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チケットに印をもらい、隅田川テラスへと入場。
ちょうど大潮とも重なって、川の水位はちょっと高めの模様です。

そうこうしているうちに、夕闇がせまります。



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言問橋の上にも、夕焼けが広がる頃・・・

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お!あれは・・・?!
橋の下に、淡い光が!


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広がってきました!
こちらへ向かっています。

「東京ホタル」の開幕です!

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さて、私たちも、祈りをこめて川へ光を放ちましょう☆

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やがて、すっか暗くなった川面は、
「ホタル」の光で、天の川のように・・。
そして、言問橋の上は、もうたくさんの人・人・人!

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みんなの願いをこめた光は、ゆっくりと川の流れに運ばれていきました。

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初夏の夜、ほんとうに素敵なイベントでした。

| - | 20:45 | - | - |
今年の桜        向島見番通り日記 その五百十六
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今年の隅田川は、お花見の方がいつもに増して、多かったようです。

花が見ごろの週末は、風の寒さにもかかわらず、
ぽかぽかの日は、平日でも、
本当に多くの方が、いらしていました。

そしていま・・・
ソメイヨシノは葉桜になり、川の色もまた一色変わったように感じます。

この春の桜ショットを、まとめてみました。



これは、私が墨堤で一番好きな桜。

あまり人が入ってこない坂の奥にある
シダレザクラです。



桜のバックは、やはり青空が合います。
これは、弘福寺裏の桜。


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「菓子遍路・一哲」謹製の、
「舞桜」。


投扇興の催しに合わせて、
作ってくださいました。

桜色の羊羹の上に、
桜エキス入りのゼリーが
層になっています。

ほんのり桜色の
素敵なお菓子でした。



東京国立博物館の庭園。
こちらのソミヨシノは、梢は空高く、みあげるほど立派な木々です。

どこからともなく舞い落ちる花びら・・
静かに流れる花筏・・
映画のワンシーンのようなお花見を、楽しみました。


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そして・・
気が付くと、我が家の小さなヤマモミジには、
しっかりと若葉が!

出始めた新しい葉は、ほんとうに柔らかです。






4月も半ばを過ぎました。
季節もが、また一つ歩みをすすめたようです。
| - | 09:44 | - | - |
熱海・起雲閣      向島見番通り日記 その五百十五
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「時を止めた美が、時代を動かす・・・」
以前から訪れたいと思っていた、「起雲閣」に行ってまいりました。

この建物は、1919年(大正8年)に築かれたもの。
岩崎別荘・住友別荘ともに、
「熱海の三大別荘」と賞賛された建物が基になっています。

1947年(昭和22年)からは、旅館としても利用され、
多くの文豪が宿泊したとか。
現在は、熱海市の管理となっています。



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いろいろな建て増しにより形作られている現在の「起雲閣」。
私が一番心惹かれたのは、洋館の部分です。

この部分を建てたのは、
「昭和の鉄道王」と呼ばれた根津嘉一郎。
中国風あり、英国チューダー様式あり、神社形式ありと、
どの部屋も、それぞれに凝った造り。
ずっと見ていて飽きません。


ここは、サンルーム。
天井のステンドグラス・床のタイル・アールデコ風のシャンデリア。
とても、手が込んでいます。

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picsay-1333676206.jpgそしてこちらは、ローマ風浴室。

たっぷりのお湯と湯気の中、
この電燈は、
どのように
見えたのでしょうか?




ゆっくりと一日を過ごしてみたい、
素敵な空間でした。





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| - | 09:07 | - | - |
満員御礼・隅田川      向島見番通り日記 その五百十四
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強い北風も、どうやらおさまった日曜日。
浅草〜隅田川〜向島は、お花見の方でいっぱいになりました。



先週は、まだまだだった桜も・・




このように満開!
両岸に淡いピンクの帯ができました。


そして、桜の下は大混雑!
遠くのさくら橋の上にも、多くの人が見えます。
町会直営の、お食事販売テントも、大盛況でした。


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川の上には、たくさんの屋形船、そしてクルーザー、釣り船?まで。
その合間を、大型遊覧船が、ゆっくりと進んでいました。



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にぎやかな喧騒の夜があけて、今朝・・・
早朝、日の出の頃に、ちょっと一走り☆してまいりました。

この時間帯に、ゆっくりとお花見できるのは、
ここに居る者ならではの特権!
清々しい川風とともに、見渡す限りの桜を独り占めできます。

朝日をうけて、さらに色濃くなる桜の花。
今日も素敵な一日となりますように






| - | 08:29 | - | - |
すみだ落語名所図絵☆    向島見番通り日記 その五百十三
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やっと完成しました!
「すみだ落語名所図絵」。

墨田区には、落語の舞台になっている場所が、たくさんあります。
そこで、思いついたのが、名所図絵。
噺を思い出しながら、眺めて楽しむ図絵があれば・・と、
作成をすることにいたしました。

この名所図絵には、たくさんの方のご協力をいただきました。

得難い情報を、たくさんくださった瀧口雅仁様。

貴重な本をお見せいただいた、すみだ郷土資料館・高塚様。

出産という大事業をはさんで、
イラスト・デザインをおこしてくださった長縄様。

手拭いを表紙に貼る、という難しい作業をしてくださった堂地堂様。

そして、本職の立場からアドバイスをくださった、
柳家喬之進様・柳家小太郎様。

皆さま、心より感謝申し上げます!
ありがとうございました!


表側は、このようなイラストとなっております。


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裏側には、簡単なあらすじを、載せてみました。



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まずは、皆さまへの御礼を兼ねて・・
出来立てほやほやの、ご報告です。

思い描いていたものが、皆様のお力をいただいて、誕生しました。
本当にうれしい!です☆


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